心筋梗塞は患者の9割以上が40代以上!前兆や予防法は…
心筋梗塞にかかる9割以上が40歳以上という実態
心臓の血管が硬くなり、詰まってしまうことで
細胞が壊れてしまう病気が心筋梗塞。
この病気が死因になった方の数は約4万人にのぼると言われており、
患者数の約9割が40歳以上という統計もあるほどです。
みなさんお気づきだとは思いますが、
原因は欧米化した食事やタバコ、運動不足による動脈硬化です。
これらの原因はズバリ生活習慣に直結し、
予防をせずに今の生活を続けていれば、
やがて心筋梗塞に襲われてしまう日が来ると言っても過言ではないほどなのです。
心筋梗塞にも種類がある!知っておきたい症状や前兆
ボクは健康に関する情報に触れることが多いのですが、
心筋梗塞の症状や前兆を知った時には正直、
「一番怖い病気なんじゃないかな?」
と感じました。
その理由は、心筋梗塞の一種である急性心筋梗塞には
心筋梗塞の患者のうち3人に1人が羅患し、
全く前兆もなく心臓の痛みに襲われ、
20分以内に死に至るという事実があるからです。
心筋梗塞にはその他に心臓病や狭心症、不整脈などの
虚血性心疾患と呼ばれるものもありますが、
これは動脈硬化を原因として発症しながらも、
病気と付き合いながら治療することができます。
しかし、急性心筋梗塞は全く治療の余地がないのです。
そして、心筋梗塞の患者のうち3人に1人という確率で発症するのなら、
あなたも今のうちから予防しておくべきではないでしょうか。
虚血性心疾患かも…?前兆として現れる症状
それでは幸いにも、急性心筋梗塞ではなく
病院で虚血性心疾患という病気に気づくことができた方々には、
いったいどのような症状が出ていたのでしょうか。
全体に共通しているのは心拍の乱れを原因にしていることです。
健康的な心臓は、1分間に70回というリズムで心拍を刻んでいますが、
虚血性心疾患の患者はこの心拍が乱れ、
体の温度調節ができずに汗が吹き出す、呼吸が乱れる、
動悸が激しくなるなどの症状が頻度を変えて表れるようになります。
ここで注意したいことは、あなたもそんな症状に気付いたら
「運動不足かな?」
「一時的な体調の乱れかな?」
などと軽視しないことです。
明らかに風邪の症状ではないということくらいは
わかると思うので、そんな時は仕事で忙しかった
としても病院に向かって下さい。
動脈硬化の予防はダイエットより簡単…まずは意識することが大事
もちろん、先ほどの虚血性心疾患の症状が出る前に
日頃から生活習慣を見直して、予防に努めることをおすすめします。
一時的になにかを断ち切る必要はありません。
少し歩く量を増やすため一駅手前で降りる、
エレベーターではなく階段を使う、
食事では脂分をカットするために肉を減らして魚を増やす、
しょうゆや塩のかけすぎに注意する、
食わず嫌いの野菜を摂ってみる、
電子タバコに変えてみるなど、
少しずつ変化を加えていきつつ当たり前に
してしまうことで心筋梗塞は予防できるのです。
※電子タバコを推奨している訳ではありません。